私が高校2年の冬、
誕生日プレゼントという名目で我が家の仲間入りをした
「ミニウサギ」の
クンちゃん。
やってきたその日、紙の箱に入れられていたクンちゃんの大きさは、
10cmほどでまさに手のひらサイズ。
あまりの小ささに、
「これ本当にウサギなの?!」
と家族全員がびっくり。
姉と二人、名前を決めようと色々相談。
辞書をひいたり、百科事典を見たりで悩んだ結果
音楽好きな私たちらしく
『モーツァルト』に決定~。
で、早速父に「モーツァルトにする」と報告すると、
「・・・モーツァルトは短命だったぞ」とポツリ。
えぇ~~~?!
じゃぁ。。。
前に「フォルテ」(強くという意味)つけるか?ということに。
んなわけで長ったらしく
「フォルテ・モーツァルト」というワケのわからん名前をもらったこの子。
気付けばあっという間に大きくなり、もはや「ミニ」ではなくなっていた。
本によればミニウサギというのは結局のところ雑種ウサギのことを指し、
中には嘘みたいにでーっかくなる子もいるのだとか。
フォルテ・モーツァルトという名は、
その後「フォルテくん」と短縮され、更に「クン」と省略され、
最終的には「クンちゃん」と呼ばれるようになった。
ある日、大人になったクンちゃんの股間に二つの小さなタラコがあることが判明。
これ、タラコではなく「キ○タマ」だったのですが。。。
1歳に満たないときに体調を崩し、結局衰弱死してしまった。
最期は受験生だったことも忘れ、学校を休んでまで自転車のカゴにクンの入ったケースを入れ、泣きながら動物病院に毎日通った。
あの小さな体に大きな注射を打ち、本当にかわいそうだった。
クンはうちのすぐ裏の空き地に埋められました。
今思い出しても、本当~にかわいいやつだった。
人に対して攻撃もせず(その代わり、モノに対してものすごい破壊力を発揮)
いっつも家族誰かの後をついていき、足の周りをグルグル回っていたっけ。
またいつか、ウサギと暮らしたいなと思っています。
※このトラのぬいぐるみはクンのお気に入りでいつも一緒でした。
今でも私は部屋に飾っています。